2022年12月01日

双腕ロボットと協働ロボットの概要

双腕ロボットとは
双腕ロボットとは、産業ロボットの種類の1つで、2本のアームがついている産業ロボットの総称を指します。

2013年12月の産業用ロボットの導入規制緩和により、ロボットとの接触による危険が少ないなどの環境条件であれば、人との協働作業を認可するという法律に改正されました。これによって人との協働作業に重点を置いたロボットの開発がさらに進みました。

こうして誕生した産業用ロボットが、2対の腕を持つ「双腕ロボット」です。構造は、先端のチャッキング部分(エンドエフェクタ)とそれを動かすためのリンク機構により構成されています。
双腕ロボットと協働ロボットの概要

双腕ロボットはこの構造により旋回運動、前後運動、上下運動、回転運動の4つの動作が可能です。

人と同じほどの作業スペースで、人がこれまで行っていたような繊細かつ複雑な動きを得意としています。片方の腕で作業をこなし、もう1本の腕でワークを支えるなど、作業の安定化を助けます。

通常は一つの作業しか担当できないロボットが主流ですが、双腕を巧みに操ることで、数多くの作業を1台でこなせるのが特徴です。

協働ロボットとは
協働ロボットとは、従来型の人の代わりに作業するロボットから「人と共に作業するロボット」のために開発された産業用ロボットです。
双腕ロボットと協働ロボットの概要

これまでの産業ロボットは、自動車や機械製造など、比較的規模の大きい製造ラインで柵で囲い、安全を確保するため人の作業と分離した状況で固定的に使われてきました。そのため繰り返しの単純作業には向いていても、状況に応じて変種変量に柔軟に対応する必要がある食品製造業などの現場には不向きでした。

その後技術革新とともにロボットの小型化が進んできました。また法規制の緩和により、安全柵なしでの人とロボットの共同作業が可能となり、産業ロボットのジャンルの中で、人との共同作業を前提とした協働ロボットが続々と誕生してきました。

小型化、軽量化、ティーチングの容易さなど、協働ロボットの特性による相乗効果により、価格のハードルも下がりました。今までロボットの導入が難しかった中小製造業でも、人と協働してさまざまな作業ができるようになりました。

-------------------------------------------------------------------------
skysmotor.com防水ステッピングモータクローズドループステッピングモータなどを販売している専門的なオンラインサプライヤーです。お客様に競争力のある価格、または効率的なサービスを提供しております。



Posted by wheeler at 16:57│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
双腕ロボットと協働ロボットの概要
    コメント(0)