2023年06月17日

3Dプリンターでできること

3Ⅾプリンターを知っていても、それがどのように経営に関わるのかピンと来ていない人も多いかもしれません。
デザインや形状確認のための試作として3Ⅾプリンターを使っていても、それ以上の使い方をしてこなかった会社もあるでしょう。
ここでは、3Ⅾプリンターを活用してできることをまとめました。

試作の作成
3Ⅾプリンターがよく使われる場面といえば、試作、モックアップの作成です。
でき上がりを紙上でイメージしながらの商品開発では、新しいアイデアを生み出したり課題に気付いたりしにくく、開発工程になってようやくわかることがあります。

3Ⅾプリンターで試作を作成することによって、持った時のサイズ感や感触も踏まえた製品の検証が可能です。
最終製品のクオリティを上げるためにも、3Ⅾプリンターでの試作が有効です。
3Dプリンターでできること

型の作成
柔らかい素材を型に押し込んでものを作る射出成型は、多くの製品に使われています。
この射出成型に使われる型も3Ⅾプリンターで作成することが可能です。

型の作成は、外注すると費用がかかります。
加えて、実際に使いながら修正を加えようとすることも多々あります。
3Ⅾプリンターを使って自社で型を作成できれば、よりスピーディーに修正に対応できるでしょう。

建築・建設模型
建設や建築業界では、プレゼンの場面で図面や仕様書だけではわかりにくい部分を表現するために、建築模型を使っています。
しかし、模型の外注には時間がかかり、時間面やコスト面で妥協しなければならない時もあります。
建築模型を3Ⅾプリンターを使って内製すれば、製作期間を短縮化し、プラン変更に合わせて柔軟に対応が可能です。

意匠や機構の確認
商品企画の際に立体模型を用意すれば、意匠や機構の完成イメージもすぐに共有できます。
例えば、可動域のある製品の動作検証・確認やパーツがはまるかどうかを確認する時にも便利です。
機械部品などの様々な試作にでき、プレゼンの際も仕様書やイラストで伝わりにくい部分を補完できるため、訴求力が向上します。

フィギュア・記念品などの最終製品の作成
3Ⅾプリンターは、試作や模型に限らず最終製品の製造にも使われます。
小ロットの部品や最終製品を型を使わずにダイレクトに製造できるため、コストの削減が可能です。
3Dプリンターでできること

3Ⅾプリンターは、カスタマイズがソフトウェアの修正で対応できます。
クライアントが求める機能に応じて、製品をカスタマイズして個別対応ができます。
特に、小ロットのオーダーメイド製品や多品種の少量生産は3Ⅾプリンターが役立つ場面です。
受注生産のフィギュアや記念品といったものも、3Ⅾプリンターが活躍します。

治工具の作成
3Ⅾプリンターは、製造現場での治工具の作成にも使われます。
治工具は目的や用途によって細かくわかれていて、使う頻度が少ないものも存在します。

3Ⅾプリンターがあれば、データを用意しておいて自社でも治工具を単品で製造できます。
必要な時に必要な治工具をすぐに用意するためにも、3Ⅾプリンターが便利です。

保守パーツの作成
多くのメーカーで課題となっているのが、保守パーツの管理です。
商品の品番ごとにメンテナンス用のパーツを在庫として持っていると、保管スペースや管理、物流コストが大きくなってしまいます。

保守パーツを3Ⅾプリンターで保管しておくことによって、ものを持たなくてもデータで保守パーツの在庫を確保できます。
必要な時に必要な分だけプリントすればいいので、保管や管理の手間もかかりません。

また、生産拠点がグローバルな場合にも、保守パーツを配送することなくデータでやり取りできます。
輸送コストを削減、工程のスピードアップが可能です。

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